30代女性のマンション購入の実例集!頭金はどうした?年収や職業など

30代女性のマンション購入の実例集!頭金はどうした?年収や職業など

30代の女性がマンションを購入する時、頭金はどれくらい準備しているのでしょうか?住宅ローンや年収など、マンション購入のストーリーなどをまとめました。どのような経緯で購入にいたったか、きっかけやる気になるお金のこと、職業など実例をもとにご紹介しますので参考にしてみてください。

30代女性がマンション購入に至る理由や特徴について

「家賃や更新料がもったいない」が一番の理由

皆さんは、マンションを購入する年齢というのは何歳くらいか、というイメージはあるでしょうか。「一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会」が会員に向けて行ったアンケート調査によると、約半数が39歳までにマンションを購入していることがわかりました。

購入理由についてはさまざまですが、代表的な理由としては「家賃や更新料がもったいない」「快適で安全に暮らせる家が欲しかった」「資産として残せる」「このまま賃貸だと将来が不安」「分譲マンションの方が設備仕様が良い」といったものが挙げられています。

家賃、更新料がこの先どのくらいかかるのかを考えたり、賃貸より安全で快適・良い設備の部屋で生活したいということ、賃貸は資産にならないが分譲マンションは資産になるというメリットなどを考慮しているということです。まとめると、堅実かつ合理的に現在から将来の生活ことを考えた結果、マンション購入に至ったと考えられそうです。

そして、購入するマンションを選んだ理由も「交通アクセス・駅からの距離」「間取り・収納・内装」「日当たり・風通し」「生活施設」など非常に現実的なもの、利便性に直結しやすいものが挙げられており、生活を現実的に考える女性の姿勢がうかがえます。

次に、実際に購入した女性の事例を見ていきましょう。

33歳年収470万円の会社員Iさんの場合

じっくりマンションを選び、不明点を徹底的にクリアして購入

購入物件:大阪市3LDK(61.72㎡)
購入価格:3,390万円(自己資金1,000万円)
毎月の返済額:約6.5万円(ボーナス時約18.5万円)+管理費等

Iさんは30歳になって、将来のことを考えはじめたとき、自分の家があったほうがいいかもしれないと思ったそうです。当時は両親、兄弟と実家で同居していましたが、結婚すると家を出ることになりますし、独身だとしても今の住居には兄夫婦が住むことになるため、出ていく必要があると考えたのです。

会社勤めをし、自分の生活スタイルも確立してきたのでそろそろ一人暮らしを始めてもいい頃だと思いながら、今ひとつ踏ん切りがつかなかったそうです。そんな折、「女性のための快適住まいづくり研究会」の「女性のためのかしこいマンション購入術講座」セミナーを知って受講したところ、自分は「家賃の支払い」が非常にもったいないと感じていることに気が付きました。

その後プランニングをして、講座受講から約9カ月たって、希望条件にあう物件にめぐり合うことができました。申し込み後、モデルルームにも建設予定地にも8回も足を運び慎重に契約しました。最寄り駅からすぐ近くのマンションで買い物施設も充実、勤務先と実家とのほぼ中間地点という利便性、立地も気に入ったそうです。

また、購入の決め手になったのは上記の条件だけでなく、事業主が大手だったことがあります。気になることがあってたら納得いくまで徹底的に確認するというIさんにとっては、実績があり信頼できる大手の会社であること、担当者が疑問に対して誠実に回答してくれることでますます信頼感が増し、「これなら買った後々までも安心して住める」と確信したそうです。

ローンの返済に関しては、プレッシャーを感じることもゼロではないそうです。ただ、支払って何も残らない家賃とは違い、住みながらローンを支払い、自分のマンションという形あるものに残していくと思うと少しだけ気持ちが軽くなるとのこと。とはいっても、毎月のローン返済額は実家で生活していた頃に毎月貯金していた額とほぼ同じで、ボーナス時も貯金していた額の半分以下なので実際にはそれほど大変ではなく、なにかを我慢したり犠牲にしているわけではありません。

36歳年収350万円の派遣社員Nさんの場合

契約社員という立場、支払い不安を払拭し購入

購入物件:神奈川県1LDK+S(49㎡)
購入価格:2,600万円(自己資金230万円)
毎月の返済額:約6.7万円+管理費等

Nさんは、マンション購入に具体的なプランはなく、「いつかは…」と漠然とした思いを抱いていました。

12年間正社員で働いていた会社を辞め、自分がやりたかった仕事に就いたものの、さまざまなトラブルもあり退職。その後、契約社員として働くようになり、マンション購入という思いも消えかかっていました。

ある日、出かけ先のすぐ近くで「女性のための快適住まいづくり研究会」のセミナーが開催されていることを知り、軽い気持ちで受講したそうです。そのセミナーで、派遣社員でも「マンションを購入することは可能」ということがわかり、消えかかっていた思いが再燃し、2週間後には同研究会のローン相談に参加。

研究会のローン相談で担当者と綿密に資金計画を立てて行くと、自分の理想とするエリアにNさんでも購入できる新築物件があることが判明。その物件は、すでに販売は終了していましたが、キャンセルが出たとのこと。マンションが完成していたので、実際の部屋を見学することができ、すぐに気に入りました。

しかし問題点がないわけではありません。支払いには不安がありました。それは管理費や修繕費を入れると、毎月の支払額がこれまでの家賃よりも約2万円多くなってしまうことです。契約社員という立場上、この先も収入が上がる見込みはほとんどなく、「本当にマンションを購入してしよいのだろうか」という不安は消えることはありませんでした。

自分ひとりで考えていても、不安は消えません。そこでNさんは、不動産会社の営業担当者に支払いに対する不安を正直に伝えました。

すると、諸費用分を不動産会社で負担し、ローン額を軽減してくれることになりました。さらにカーテンや照明などもサービスをしてくれるということで、購入を決意。Nさんの購入時期が8月で、不動産会社にとって9月の半期決算前だった、という背景はあるものの、不安な気持ちを正直に伝えたことが、結果的には良い方向へ進むことにつながりました。

購入後は、友人がよく遊びに来てくれるようになり、テラスでホームパーティをするなど充実した毎日を過ごしています。不安の種だった毎月の支払も、それほど大きな負担にならず、現在勤めている仕事も、成績によっては正社員雇用の道もあるということで、モチベーションも上がるようになったそうです。

38歳年収500万円の会社員Tさんの場合

物件価格100%ローンでマンションを購入

Tさん38歳会社員・年収500万円(購入当時)
購入物件:目黒区1DK(30㎡)2008年3月購入
購入価格:3600万円(自己資金50万円)
毎月の返済額:約9万円+管理費等

Tさんがマンション購入を決意したのは、それまで住んでいた賃貸マンションの契約更新が迫ったときでした。そのとき住んでいたマンションの家賃は9万3000円で、年間に110万円以上支払っていました。

さらに契約更新をすれば、1カ月分の更新料を支払わなければなりません。せっかく働いてもらった給料を、そこに注ぎ込むのはもったいないという思いが強くなったことで、マンション購入を決意しました。

以前から不動産の物件広告を見るのが好きで、いつかは自分でも購入したいという思いをもっていたTさん。しかし貯金がほとんどないため、現実的には考えられないといった状況でした。

しかし、色々と調べていくうちに、資産価値の高い物件であれば物件価格の100%をローンで貸してくれる場合があると知り、マンション購入が現実味を帯びてきました。

最初に見たマンションがTさんの理想にぴったりのもので、心の底から「ここに住みたい」と思ったそうです。

その場ですぐに「欲しい」と宣言してローン審査を行ったところ、「3600万円までなら大丈夫」という回答がありました。その事にびっくりしましたが、今は金利が0.4%でも借りられるので、借入額が増えているとのことでした。

そして、月々のローン返済を計算すると、ほぼ今と同じ家賃だったので、購入を決断しました。インターネット使用料が今まで月5,000円かかっていましたが、今回のマンションはすべて管理費に含まれているとの事でしたので、その分は節約できそうです。

37歳年収480万円の通訳(フリーランス)Tさんの場合

賃貸での広めの部屋探しから家賃上昇を抑えマンション購入へ

Tさん37歳フリーシステムエンジニア・年収600万円
購入物件:武蔵小杉2LDK(50㎡)
購入価格:4,800万円(自己資金800万円)
毎月の返済額:約10万円+管理費等

それまで7万5000円の賃貸マンションに住んでいたTさん。間取りは1DKで、仕切りを取り払ってワンルームにして使っていました。

しかしフリーランスで職場も兼ねていたこと、また通訳という仕事上、ワンルームの部屋は資料であふれ返っていて、とてもくつろげる環境ではありませんでした。さらに最寄りの駅から徒歩12~13分と遠かったこともあり、あと5分駅に近く、1部屋多い部屋への引っ越しを決意。当初は賃貸で探していたものの、家賃が高くなってしまうことがわかり、購入を中心に物件探しを始めました。

賃貸から購入へと舵を切ったものの、Tさんには大きな不安がありました。収入の安定しないフリーランスであることで、金融機関の審査が厳しくなることが予想されたからです。しかし、収入の振込先が国の省庁や大手企業からの、通訳の安定した仕事の依頼だったため、スムーズに話が進むようになりました。

ローンの借入先は、ネットから手続きが可能で手数料もかからない銀行を利用することになり無事、希望する額のローン審査も通過。それから3年半の間に200万円の繰り上げ返済を実現できました。

まとめ

今回、実際に30代でマンションを購入した人のエピソードをご紹介しました。それぞれに不安や問題は抱えていたものの、最終的にはマンションを購入し、幸せな生活を手に入れています。

今回ご紹介したシングル女性たちには共通点があります。 それは、どの女性も自分がどういったマンションに住みたいのかを明確にしていること。そしてローンのことはもちろん、それ以外の不安や問題点を不動産会社の担当者や研究会の担当者にしっかりと伝え、疑問・不安を解決してから前に進んでいることです。

マンション購入を自分一人で行うのは簡単ではありません。自分の理想の住まいを手に入れるには、客観的なアドバイスをしてくれる専門家を自分の味方にすることです。

不動産と、住宅ローンや税金全ての知識を持つ、もっとも頼りになる存在を探すと同時に、自分でも本を読んだりセミナーに参加したりして積極的に勉強することが大切です。何が自分にとって必要なのか、そうではないのかを検討した上で、しっかりと自分の目でマンションを選ぶことができれば、30代で理想のマンションを購入することは決して夢ではありません。

女性のための快適住まいづくり研究会では、賃貸か購入で迷っている方のために、それに必要な知識や情報をセミナーやマンションライブラリーで提供しています。また、専門家によるライフスタイルプランニング(無料個別相談)も承っております。お気軽にお問い合わせください。

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