基礎工事・建築構造

基礎構造

マンションの基礎は大きく分けて直接基礎と杭基礎の2種類があります。地盤調査の結果に基づいて工法及び形状、深さを決定します。ウィルレーナ西ケ原では、杭基礎を採用しています。支持層に約1m以上杭を打込み建物を支えています。

戸境壁・床構造

コンクリートスラブには、発泡スチロール製の球状部材を敷き詰めてからコンクリートを打設する中空スラブ工法を採用しました。スラブを厚く施工することにより、断熱性能・遮音性能を高めました。また、小梁などを使用することなく躯体強度を確保できるため、よりスッキリとした居住空間を実現します。一方、戸境壁に用いた乾式耐火間仕切壁は、2枚の石膏ボードの間にグラスウールなどの断熱材を入れ、130㎜~150㎜の厚みを確保する工法です。従来の鉄筋コンクリート壁に比べて大幅な軽量化を実現でき、同時に厚さ150㎜~200㎜の鉄筋コンクリート壁に相当する遮音性能も得られます。

標準貫入試験(ボーリング調査)

支持層を決定させるため、75cmの高さから、ハンマー(63.5kg)の自由落下による本打ちを行い、サンプラーを30cm地中に貫入するのに要した打撃回数が、N値として記録されます。打撃回数の結果により、支持層を決定します。試験結果の土質サンプルを採取し、掘削した時の土の状態がサンプルと同じであることを構造設計者立会いのもと確認し、支持層の確認を行います。

リフォームやメンテナンスのしやすい天井・床

天井や床は二重構造にすることで、給排水管やガス管、電気配線などの配管類を納めやすくなります。二重構造だと、床スラブを傷めずに配管・配線を移動させることができるので、間取りを変更する大がかりなリフォームもしやすくなります。逆にスラブに配管・配線類を埋め込んでしまうと、メンテナンスやリフォームがしにくくなり、将来的な構造耐力上も好ましくありません。

鉄筋の鯖を防ぐコンクリートの厚さ

鉄筋を覆うコンクリートの厚さのことをかぶり厚さといいます。コンクリートはアルカリ性であるため、中性化が進むと、中の鉄筋が錆びやすくなります。これを防ぐひとつの策として、このかぶり厚さを厚くすることでコンクリートの中性化を遅らせ耐久性を高める効果があります。建築基準法上で規定された最小かぶり厚さに10㎜加えたものを設計かぶり厚さとし、鉄筋の中性化防止対策としています。中性化とは強アルカリ性であるコンクリートが鉄筋の酸化による錆びを防いでいる状態から、次第に雨や大気中の二酸化炭素等の影響によって鉄筋の腐食に対する保護作用を失うことをいいます。

P波センサー付地震時管制運転装置

揺れの大きな本震(S波)の前に来る、地震の初期微動(P波)をセンサーが感知するとエレベーターを最寄りの階に停止し、ドアが開く地震管制装置を採用しています。また停電の際にも最寄りの階に自動着床する装置が付いています。

お引渡し時に防災袋をプレゼント致します

万が一の災害時に必要な防災袋を、お引渡し時に1住戸につき1つプレゼント致します。防災袋には、AM/FMラジオライトや製菓カンパン、携帯簡易トイレなど、非常時に役立つグッズが入っています。※内容は変更になる場合があります。

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