基礎工事・建築構造

鉄筋

鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱や下梁(小梁は除く)の主筋には、D19以上の物を使用。また、壁や床、フープ、スターラップには、強度を保つために、D10以上の物を使用しています。

外壁(構造体・仕上)

●吹付けタイル
コンクリートの仕上げに、樹脂系等の素材を吹き付ける方法です。「ネベル大阪上本町」では、外壁のコンクリート厚(RC)は、約150mm〜約180mmを確保しました。仕上げ材は吹付けタイルとし、コンクリートの中性化を抑制、鉄筋を錆びにくくしています。

ダブル配筋

壁の中でも耐震壁と呼ばれる戸境壁(住戸と住戸を隔てる壁)等は、地震時などに建物にかかる水平力のほとんどを負担する重要な部材となります。そのため、耐力に余裕を持たせ、より粘り強くなるように、鉄筋を一列に配置するシングル配筋にかわり、粘り強さを発揮するダブル配筋を採用しています。(一部除く)

断熱性の高い複層ガラス

各住戸の開口部のサッシには、2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラスを採用。1枚ガラスに比べ、断熱性・気密性が高まります。

床・二重天井

床スラブのコンクリート厚は約200㎜以上を確保(一部除く)。床材は「ΔLL(Ⅰ)-4」(メーカー表示)の床衝撃音低減性能を備え、天井も二重構造にするなど下階への生活音の伝わりを軽減しています。
※ΔLL(Ⅰ)-4は床材単体の性能であって、実際の建物ではこの性能が得られない場合があります。上下遮音性能の評価基準「日本騒音制御工学会 研究部会 床衝撃音分科会」に基づき作成※1階住戸の床スラブのコンクリート厚は異なります。

鉄筋コンクリート構造(RC構造)

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。鉄筋の座屈や撓み(たわみ)等により曲がりが生じてしまう性質とコンクリートの曲げや引張強度に弱い性質を相互補完する理想的な組み合わせです。

溶接閉鎖型フープ筋

帯筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用。コンクリートを拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。(一部除く)

圧縮強度試験

硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。「ネベル大阪上本町」では、コンクリート技士による管理のもと、配合されたコンクリートの一部を現場でサンプルとして採取し、圧縮強度試験を行っています。一定の期間が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。

乾式耐火遮音戸境壁(一部)

住戸間の界壁(戸境壁)は隣戸への遮音を考慮し、耐火・遮音性能の認定を受けた乾式耐火遮音間仕切壁を採用しています。(一部タイプのみ)

配筋検査

鉄筋コンクリート造の設計で、地震力等の外力によって構造計算した結果、鉄筋等が決定配置することを「配筋」といい、柱・梁・壁・スラブ・基礎それぞれの鉄筋の配置と、寸法・数量・種別などを示した図面を「構造図」といいます。コンクリートを打ち込む前に、この構造図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを建設施工の工程の一環として工事監理者によって確認しています。又、審査機関(特定工程)の検査を受けます。この配筋検査は強度や耐久性にかかわる重要な検査です。

コンクリート

セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたものです。圧縮に対する強度が非常に大きく、主に建築物の荷重を支える構造材として多用されています。より強度・耐久性・作業性をもたせるために、混合方法(配合・養生・製造方法)を選んで使用しています。

戸境壁(一部)

集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められていて、特に防火、遮音性能が強く要求されます。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約180mm確保。隣戸の生活音の伝わりを軽減し、プライバシーや遮音性に配慮しています。(一部タイプのみ)

外壁(室内側)

外壁の室内側は外壁コンクリート(RC)に対し、断熱材を施し、室内環境を保つためボンドと空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスを施しています。

パイプスペース

パイプスペース廻りは厚さ約9.5mmのプラスターボードをスラブtoスラブで貼ったものを採用しています。(配管取合部は除く)

住宅性能表示制度

国が指定した第三者機関による確かな審査を受け、評価される住宅性能表示制度。本物件では、既に設計住宅性能評価書を取得しています。また、竣工時には建設住宅性能評価書を取得予定です。

住宅瑕疵担保責任保険

住宅瑕疵担保責任保険とは、新築住宅の売主等(建設業者・宅建業者)が「住宅瑕疵担保履行法」に基づき、国土交通大臣指定を受けた保険法人と契約を締結し、その住宅に瑕疵が判明した場合、その補修費用等が保険金により補填される制度です。万一、売主等が倒産により、補修が行えない場合等は、発注者や買主が保険法人に直接保険金を請求することができるため安心です。また、この保険への加入にあたっては、保険法人の現場検査が行なわれています。


※研究会会員購入特典は、研究会より発行する「紹介状クーポン」を初回のモデルルーム見学時にモデルルームにご提出されないとご利用頂けませんのでご注意ください。

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