基礎工事・建築構造

強固な基礎構造

「ピアース馬込」では、合計21本の場所打ち鉄筋コンクリート杭を地中深く(深度設計G L 約2 3 m )にある強固な地盤(支持層)にて支えます。これにより通常時には、建物をしっかり支え、地震時には地震に抵抗しうる強度と剛性を確保しています。

コンクリートの耐久性

鉄筋コンクリートは、時間が経過するにつれて雨水や大気中の炭酸ガス、その他腐食性物質の侵入によって次第に劣化します。鉄筋コンクリートの耐久性を高める上でも「水セメント比」「かぶり厚さ」が関係しています。ピアース馬込では、本体建物の主要構造部の水セメント比を50%以下(杭及び非構造体コンクリートを除く)に設定した耐久性の高いマンション作りを追求していきます。

対震枠

先頃の震災では、建物の躯体が強い力で (最高等級)変形してドアが開かなくなり、閉じ込められるケースが続出しました。今回、こうした点にも着目して、上下のクリアランスを確保することにより、ドア枠の歪み(メーカー基準)に対して優れた性能をもつ対震枠を採用しました。


住戸間の床コンクリート厚みは
約250mm(一部除く)

集合住宅では隣接する住戸、とくに上階からの生活騒音、スプーンを落とした音(軽量衝撃音)などが問題になってきます。そこで、床の厚みとともに大切なのが、遮音対策です。今回、住戸間の躯体スラブの厚みを約200mm~250mmとするとともに二重床工法を採用しています。「ピアース馬込」では、住戸間はLL-45の置床を採用しています。

住宅性能評価書

国土交通大臣が指定する第三者機関が品質・性能を評価する住宅性能表示制度により、「ピアース馬込」は「設計住宅性能評価書(取得済)」及び「建設住宅性能評価書」の取得を予定しています。

劣化対策等級「3」(最高等級)

住宅性能表示制度における劣化対策等級で最高の「3」を取得。おおむね75~90年の耐久性を実現しています※。

※3世代(おおむね75~90年)まで構造躯体等に関わる大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するための必要な対策が講じられているということを意味します。     

耐久性に優れた100 年コンクリート※1

建物を支える柱、梁、床、壁などには、鉄筋コンクリート造を採用しました。一般に使用するコンクリートの設計基準強度の18~24N/mm2(1㎡あたり約1800~2400トンの圧縮に耐える性能)を上回る約30N/mm2~約36N/mm2としています。最大で1㎡あたり約3000トン~3600トンもの圧縮に耐える強度があります。

※N/m㎡(ニュートン)=コンクリートの強度の単位: 1 N / m ㎡=約10kg/1c㎡のことで、1c㎡に約10kgの力が加わっても壊れない強度のこと。数値が大きいほど耐久年数が長くなります。※Fc=設計基準強度。※100年間性能を保証するものではございません。また、マンションのメンテナンス、大規模修繕等が100年間不要ということではありません。

基礎工法

基礎として地下約35~37m付近にある強固な支持層まで13本のコンクリート杭を打ち込み、建物を支えます。



※1/100年コンクリートとは、日本建築学会「建築工事標準仕様書」において「設計基準強度がFc30N/㎡であれば構造体の大規模な修繕をしなくても100年はもつ」といわれているものです。ただし100年という数値は理論値でマンションのメンテナンスが100年不要だということではありません。







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