基礎工事・建築構造

地盤調査

建物構造の安全性は、建物を支える地盤、さらには建物と地盤を一体化させる基礎が強固なものであることが重要です。そのため事前に、標準貫入試験等のボーリング調査を行い、建物の支持層としてふさわしい強固な地盤かを把握したうえで、適切な基礎設計を行っています。

ラーメン構造

ラーメン構造とは、柱と梁を組み合わせて構成する構造です。住戸内は構造壁のない広い空間が実現できるため、リフォームする際にも自由度が高いのが特長です。

耐久性を左右する水セメント比を60%以下に設定

アルカリ性のコンクリートが中性化して鉄筋が酸化されることを防ぐため、構造躯体(杭、捨てコンクリート、土間コンクリート除く)に使用するコンクリートでは、水セメント比を60%以下に設定しています。

杭基礎

N値50以上の安定した地盤に、10本の杭を打ち込み支える杭基礎工法を採用。損害保険ジャパン日本興亜株式会社による生産物賠償責任保険付保証証明書が発行されています。

鉄筋を錆から守るかぶり厚さ

鉄筋に対する主要構造部(基準法2条)のコンクリートかぶり厚さを、建築基準法に定められた最少かぶり厚さに対して、建物全体で+10㎜の値を目標としています。

圧縮強度試験

硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。「クイーンズプライム練馬北町」では、コンクリート技士による管理のもと、配合されたコンクリートの一部を現場でサンプルとして採取し、圧縮強度試験を行っています。一定の期間が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。

耐久性を見据えた、強度の高いコンクリートを採用

本設計では、一般的なコンクリートよりも強度を強め、設計基準強度Fc=27~30N/㎜としました。これは1㎡当たり約2,700~3,000トンもの重量を支えられることを示しています。

床スラブ厚 約150?180㎜、遮音性に配慮した二重床・二重天井

走り回った時の足音などの重い衝撃音を緩和するために、住戸内居室の床スラブ厚は約150~180㎜とし、下階への音の伝わりを軽減しています。また、床とコンクリートスラブとの間に空間を設けて施工する二重床工法を採用することで、軽量物の落下音や歩行音なども緩和します。

ダブル配筋

建物の外壁、床などの構造躯体は、鉄筋を二重に組むダブル配筋とし、シングル配筋よりも高い強度と耐久性を実現しています。(一部の壁・床を除く)

外壁

鉄筋コンクリートを約160~180㎜の厚さで確保しています。さらに内側に約20~30㎜のB種1ウレタンを吹き付けることで、より断熱性を高めています。

最上階の屋根はコンクリートの外に断熱処理

「クイーンズプライム練馬北町」では外気に接する最上階の屋根部分に様々な工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとって、アスファルトによる防水処理。室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように配慮しています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これは太陽熱の影響でのコンクリートの熱膨張を起こしにくくし、ひび割れの発生を防ぐための対策。また、内部結露を防ぐ効果もあります。

衛生的で効率の良い給水方式を採用

配水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式は、同時使用時の水圧の変動が少なく、受水槽を設けないため小スペースに設置できます。また水を貯留しないので、つねに新しい水を供給できるため衛生的です。「クイーンズプライム練馬北町」では、どのフロアの住戸にもつねに安定した給水を確保するために、この直結増圧給水方式を採用しています。

※杭・付属施設・捨てコンクリート・土間コンクリート・外構擁壁等を除く※「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事2003(日本建築学会編)」の考え方を引用※構造体の大規模補修不要予定期間:大規模補修を必要とすることなく、鉄筋腐食やコンクリートの重大な劣化が生じないことが予想できる期間※供用限界期間:継続使用のために、構造体の大規模補修が必要となることが予想される期間※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、材齢は28日を標準としています。

ページのトップへ戻る