- ■女性の快適マンションライフに必要な設備仕様
- ■お散歩気分で街の様子をチェック
- ■時間帯を変えて、モデルルームを3回・建設地3回
- ■管理組合のお仕事については心配ご無用
- ■「住宅品質確保促進法」と「住宅性能評価書」
- ■気に入ったら、まずは申し込みで仮押さえ
- ■ゼッタイ欲しい!の意思表示が意外にキクことも
- ■申し込みは素早く、契約は慎重に
- ■いよいよ契約♪「重要事項説明書」と「売買契約書」は事前に読んでおく
- ■契約後に事業主(不動産会社)が倒産!さあ手付金は?
- ■いよいよ入居の前の大事な大事な内覧会
女性の快適マンションライフに必要な設備仕様 |
室内の設備仕様についても、さまざまな工夫を凝らしていることが重要なポイントです。 たとえばインターネットを利用する場合、光ファイバーの超高速専用回線が引いてあることも、これからは大切です。電気のコンセントも各室2ヶ所以上に2口以上、電話機のジャックも部屋ごとにあり、2回線以上引いてあるマンションを選ぶのは、当然のことだといえます。 パソコン以外にも、女性は電化製品を使うことが多くなります。テレビやエアコンだけでなく、電子レンジやらドライヤーやら。ひとり暮らしといってもそれなりの電気容量は欲しいところ。40アンペア、できれば60アンペアまで増量可能なマンションがいいでしょう。 帰宅後、家事を効率的にこなし、お風呂にお湯をためたりということが一時になるとなると、給湯器は16〜20号タイプ以上のものが必要だと思います。後からガス給湯式床暖房を入れる場合も、給湯器の号数がある程度ないとできません。 電子レンジも置ける作りつけの食器棚も欲しいところ。地震で食器棚が倒れる心配もないし、家具を置いたときのように、すきまにホコリがたまることもありません。 ほかにも浴室乾燥機も必要です。浴室のカビを防いでくれるし、雨の日や夜でも洗濯物を乾かすこともできます。 研究会の会員の皆様から最近多い要望としては、ダイニングキッチンで食事ができる「ヌックカウンター」、台所の生ゴミを砕いて捨てる「ディスポーサー」、リビングを洋室とつないで広く使える「スライディングウォール」、デッドスペースもうまく利用できる「書棚つきパソコンカウンター」、洗面室のタオルやランジェリーも収納できる「リネン庫」などがあげられています。 |
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お散歩気分で街の様子をチェック |
モデルルームを見て気に入ったら、今度は実際に現地を見に行ってみましょう。現地に行かないとわからないチェックポイントもたくさんあります。むしろ、きれいに飾られたモデルルームよりこちらのほうが、マンションを選ぶうえでは重要なのです。 |
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時間帯を変えて、モデルルーム3回・建設地3回 |
モデルルームを初めて見る時には、どうしてもいい所ばかりに目が行ってしまいがち。でも何回が足を運ぶと「こうだったらいいのに」という部分も出てきます。冷静な観察には、それなりに時間がかかるということを忘れずに。出来れば気に入ったマンションのモデルルームは、3回以上は見学しておきましょう。実際に、モデルルームでは1回で全てをチェックしきれるものではありませんし、営業マンに質問したり、検討するために必要な資料を集めてもらったり、資金計画や住宅ローンのことで相談したりという時間も必要になります。大体1人の営業マンが1日に接客するのは3〜5組程度。1組あたりの接客時間は、2時間くらいだと思って下さい。 |
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管理組合のお仕事については心配ご無用 |
管理組合とは区分所有者全員で構成するもので、住人が快適で安全に暮らすための管理規約の改定や日常的な問題の提議とトラブルの解決、長期修繕計画の検討や管理費の予算のチェックを行う、最高意志決定機関です。通常は理事を選んで定期的に理事会を行い、年1回程度、定期総会を開いて重要な案件を決めるという形式をとっています。 |
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「住宅品質確保促進法」と「住宅性能評価書」 |
欠陥マンションや購入後のトラブルを防ぐために「住宅品質確保促進法」が2000年4月1日に施行されました。この法律では、事業主の不動産会社が分譲したマンションについても一定の責任を持つよう義務づけられており、次のような3つの柱から成り立っています。 |
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気に入ったら、まずは申し込みで仮押さえ |
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私の講演するセミナーを受講後、研究会に相談に来られてマンション購入の夢を実現できた女性は、17年間で約1万7000人。順序立てて、無駄のない動きをすれば、購入のために具体的に動き始めてから契約までは、ほとんどの人が半年以内、2〜3ヶ月という人もたくさんいます。長い時間をかければ良い物件が見つかるというわけではありません。マンション購入にはある程度の瞬発力も必要ですが、契約までは慎重さも欠かせません。 しかし気に入った物件は、早くしないと他の人が申し込みをする可能性もあります。申し込みの際は通常10万円の申し込み金が必要ですが、これは万一キャンセルしても全額戻ってくるのでご安心を。契約時に支払う手付金は、保全措置を取っていれば、引き渡しまでに万が一、事業主が倒産してマンションが完成できない場合も、支払ったお金は戻ってきます。 また、自分自身がリストラや大病などの理由でローンが組めなくなった場合を除き、契約した後で他の物件が良かったとか、結婚や自分から仕事を辞めたなど自己都合での契約解除は、基本的に手付金は放棄しないといけません。契約は慎重に!慌てて契約書に印鑑を押してしまうと、引き返すのは難しくなります。 |
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ゼッタイ欲しい!の意思表示が意外とキクことも |
分譲マンションの申し込み方法の1つは、申し込みの早い順に受け付ける先着順。2つ目は登録抽選で、1〜2週間、各部屋ごとに購入希望住戸の登録受け付けを行ない、希望者が重なると抽選し、その後当選者が正式に申し込みます。気に入った部屋があったら、まず自分の資金計画なども示し"買う気"の強さをしっかり営業マンに伝えましょう。販売側は同じ部屋に希望者が重ならないよう調整をするものです。 抽選方法は、都市公団などでは立会抽選が多く、民間では会社によって非公開・立会なしというケースもあります。資金計画がしっかりした"買う気"のある人は優遇されやすいようですが、第1希望がダメでも第2、第3希望まで話しておけば、抽選に外れた場合にそちらに回してくれたり、当選者のキャンセル時に繰り上げ当選させてくれることも。だから抽選に外れても、あきらめずにキャンセル待ちを入れておく手もあります。 大規模マンションの販売は普通、最初に会員優先、そして通常の第1期販売、第2期販売...となるので、なるべく早く情報を入手し、最初の抽選にはずれても最後の期まであきらめないことが肝心です。私たち研究会が企画協力したしたシングル・DINKS向けのマンションでは、企画に協力してくれた会員に、最優先で登録を受け付けてくれるケースがほとんどです。詳しくは研究会のホームページの「これから発売 注目マンション」のコーナーを随時チェックしてみて下さい。 |
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申し込みは素早く、契約は慎重に |
申し込みから契約までの間に一呼吸、できれば3日〜1週間の冷却期間をおきましょう。この間に「売買契約書」、「重要事項説明書」「管理規約」と「アフターサービス基準」のコピーを貰っておいて、じっくり読み込むこと。 重要事項説明書には、難しい法律用語が並んでいます。もちろん、パンフレットには書かれていない買い主に伝えておかないといけない物件のマイナス点も記載されています。事前によく読んでおき、契約当日までに疑問点は全て解決できるよう、不明点などは都道府県庁の相談窓口に聞いてもいいし、私たちの研究会でも相談に応じています。契約は、くれぐれも全て理解し納得した上で。 さらに、契約前に不動産会社を通してローンの予備審査をして内定をもらいましょう。申し込みの時点で源泉徴収票や収入証明、確定申告書のコピーを用意しておきます。住所・氏名・年齢そして勤務先、勤続年数、年収や自己資金などと、ローン借り入れ希望金額を予備審査申込書に記入し、希望する銀行へ提出してもらいます。早くて2〜3日、遅くても10日以内には、その結果がでます。それ以上日数がかかる場合は、良い返事がないケースが多いので、他の銀行をあたってもらうようにお願いして下さい。A銀行で希望金額がだめでもB銀行ならOKのケースも多々あります。あきらめないことが大切です。 万が一、契約後にローンが通らなけらば契約解除、ということもあります。ローン特約といって、この場合には契約していても支払った手付け金は戻ります。「売買契約書」に書かれているので、よく読んでおいて下さい。強引な不動産会社は契約を急がせるでしょうが「手付金にする予定の定期預金の解約に時間がかかる」「仕事が忙しくて土日も休めない」「契約書をチェックして貰いたい人がいる」といった理由をつけてでも、もう一度しっかりこのマンションでいいか、契約書や重要事項説明書に問題はないか、などを再チェックします。 研究会でも無料でサポートしています。詳しくはライフスタイル・プランニングをご覧下さい。 |
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いよいよ契約♪「重要事項説明書」と「売買契約書」は事前に読んでおく |
さあ、いよいよ契約。売買契約の手順として、始めに「宅地建物取引主任者」の有資格者により「重要事項説明書」が読み上げられます。売買契約書を取り交わすのはその後です。契約書と「重要事項説明書」のコピーは事前によく読んでおき、契約当日に手付金を持参するか、前日までに銀行で振り込みます。大金を持ち歩くのも、また受領したお金を数えるのも大変なので、今はほとんどの場合が振り込みです。手付金の受領に際し、領収書はあらためて発行されないケースがほとんどなので、金融機関の振り込み控えは大事に保管しておいて下さい。 |
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契約後に事業主(不動産会社)が倒産!さあ手付金は? |
昨年のサブプライムローン問題以降、今年のリーマンショックなど、大企業でさえも経営破綻や倒産などが相次いでいて、不動産業界も決して例外ではありません。もし契約したマンションの完成引き渡し前に事業主が倒産してしまっても、大手の会社であれば、倒産後は和議申請や会社更生法により、大抵1〜3ヶ月以内に工事が再開されるケースがほとんどです。しかし中小の会社で完全に倒産してしまった場合は、工事再開のメドがたたず、マンションはあきらめざるを得ないケースもあります。 |
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いよいよ入居の前の大事な大事な内覧会 |
自分の契約したマンションの出来具合を最終的にチェックするのが内覧会です。内覧会の日程は通常、不動産会社から指定された1日だけ。どうしても都合が悪ければ日程を変えて貰いましょう。契約する頃に見たモデルルームは、売るために考えられた特別の空間です。実際のお部屋を見て、ガッカリしてはいけません。家具もまだ揃ってなければ、照明やインテリアもない、ガランとした空間になります。 |
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元気になる!幸せマンション購入術へ >> |
著者: 小島ひろ美
出版社: アスコム
ページ数: 255P
価格: ¥1,365(税込)
増版日: 2008/1